カーボンコンポジット業務
28デザインワークスでは、業界を問わず幅広い分野のデザイン・開発をしていて、一般工業部品から自動車・船舶・航空機など、幅広い分野のカーボンコンポジット(炭素繊維強化プラスチック・先端複合材料)による製品の設計・製作を承っております。
炭素繊維(カーボン)とは
成分の殆どが炭素から成る繊維の事で、樹脂との複合材料(炭素繊維強化プラスチック)として使用します。
当店の場合、具体的にはカーボンプリプレグ(炭素繊維に樹脂を含浸させたもの)を使って製品作りをしています。
カーボンプリプレグを使う理由は、炭素繊維を60%と含有率が高い為、軽量・高剛性及び、成形品質を保つのに有利だからで、カーボンの性能を最大限に引出すためです。
それに加えて炭素繊維は、糸の種類・太さ・繊維方向・肉厚をコントロールして製品を作ることができます。
同じ重量で剛性の違うものを作ったり、同じ剛性で重量の違うものを作ったりすることができ、金属より設計の自由度が高い素材です。
カーボンコンポジット・FRP 製品について
単に FRP・カーボン製品といってもカー用品のレベルから、レーシングカーや航空機部品のレベルまで様々ですが、お客様の予算や要求する製品のクオリティーに合わせて設計・マスターモデルの製作・成形型の製作・製品の成形が可能です。
お客様の用意する仕様書や設計図をもとに、見積や設計をするのですが、カーボン製品は金属製品に比べて一般的でないせいか、製造過程が理解されてない事が多いので、仕様を決める際のポイントを『カーボン製品の仕様について』にまとめてみました。これはカーボン製品を作る際に必ず検討する事であり、製品のクオリティーやコストに大変影響しますので、お客様が、どのような製品が欲しいのか詳しく考えておくのは必須となります。
それを踏まえた上で、私どもから構造や仕様を提案させていただきます。
主な業務
- アイデアスケッチ・イラスト作成
- 図面作成
- スケールモデル設計製作
- マスターモデル(原型)と成形型の設計製作
- FRP 及びカーボンコンポジット製品の設計製作
- FRP 及びカーボンコンポジット製品の修理
などです。
古い柳宗理のエレファントスツールやハーマンミラー(イームズ)のチェアも FRP 製であれば修理承ります。
(作業実績:シェルチェアの FRP部分の割れ、ウレタンゴムマウント接着・プライウッドラウンジチェアのウレタンゴムマウント接着 etc)
→ ヴィンテージファン必見!FRP 製ハーマンミラー(イームズ)シェルチェアが修理される様子
現行品の PP(ポリプロピレン)製のハーマンミラー(イームズ)プラスチックシェルのチェアの場合は、割れた部分の修理は承っていませんが、脚の取付部の修理(接着)ならば承ります。
→ PP製ハーマンミラー(イームズ)チェアの脚の取付部を修理している様子
FRP 製自動車のレストア・ドレスアップパーツの改造・修理はモチロン、ウィンドサーフィン用カーボンマストの改修も経験あります。
その他にも様々なモノを作らせていただきました。
業務実績
自動車関係(全てカーボンコンポジット・炭素繊維強化プラスチック製)
- 企業・大学の開発車両
- ドア(アフターマーケット・ドレスアップ用品)
- ウィング(アフターマーケット・ドレスアップ用品)
- ボンネット(アフターマーケット・ドレスアップ用品)
- テールゲート(アフターマーケット・ドレスアップ用品)
- チンスポイラー(アフターマーケット・ドレスアップ用品)
- サイドステップ(アフターマーケット・ドレスアップ用品)など
レーシングカー関係(全てスーパー GT・スーパー耐久レース車両用のカーボンコンポジット・炭素繊維強化プラスチック製品)
- ディフューザー&バーチカルフィン
- ウィング&エンドプレート
- アウトレットフィン
- ライトボックス
- アンダーパネル
- ECU ボックス
- ブレーキダクトなど
航空機関係(全て産業用ヘリコプター用のカーボンコンポジット・炭素繊維強化プラスチック製品)
- メインフレーム
- エンジンダクト
- エントリーダクト
- バーチカルフィン
- テールコーンなど
その他(カーボン製と記載のものは、全てカーボンコンポジット・炭素繊維強化プラスチック製)
- パワードスーツ(カーボン製パーツ)
- カーボン製くし
- カーボン製スイッチボックス
- カーボン製モニターカバー
- カーボン製チェア
- FRP製カー用品の修理
- FRP製チェアの修理
- 陶器製うつわのデザイン提案(スケッチとクレイモデル)
お仕事の依頼・御相談・質問などありましたら、お気軽にお問い合せください。